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基金の年金は、国の年金をベースとする「もう一つの年金」
●年金制度とは、高齢になったときなどに備えて、若いうちに保険料や掛金を拠出し社会全体で支えあうしくみになっています。しかし、高齢化がますます進展し、ライフスタイルが多様化するなかで、高齢期の生活をより充実したものにするには、国の年金制度だけでは必ずしも十分でないのが実情です。
●厚生年金基金では、本来国が支給する老齢厚生年金の一部を代行し(=代行制度)、企業・業界独自の年金給付を設計することによって、従業員(加入員)に対して高齢期の所得を有利に保障する役割を果たしています。
大阪薬業厚生年金基金には、入社から退職するまで加入
●国の年金には、「国民年金」と「厚生年金」があります。
●日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人は、国民年金に加入することになっており、将来すべての国民に共通する「老齢基礎年金」をうけます。また、民間の会社に勤める人は、国民年金のほかに厚生年金保険にも加入し、退職もしくは70歳になるまで加入し続けます。厚生年金保険からは、在職中の給料に比例した「老齢厚生年金」をうけます。
●当基金に加入する事業所で働く人は、国の年金に加えて、大阪薬業厚生年金基金に加入します。加入は、厚生年金保険と同様に、入社から退職もしくは70歳になるまでです。基金からは「退職年金」をうけます。つまり、基金加入員は将来、老齢基礎年金、老齢厚生年金、基金の退職年金の3つの年金で保障されることになります。